気まぐれ日記 2019年1月

2018年12月はここ

1月1日(火)「元日恒例はいつまでも・・・の風さん」
 10時起床。元日はこんなものか。まだ家族はほとんど誰も起きていないようだ。
 恒例の元旦の食事は、お節とお雑煮だ。先ず、知人からいただいた純米大吟醸を開けて、新年の乾杯。5人家族がそろってこういったことができるのは、もうないかもしれない、という話が私がして、今日のありがたさをしみじみと味わおうとしたら、結婚したばかりの長女も、今年結婚する次女も、また来年もここにこうしているから、と嬉しい発言をしてくれたが、感謝の言葉を述べるだけにしておいた。
 食事が終わるころには純米大吟醸1本が空になった。ありがたいことだ。
 これまた恒例の、ワイフと近くの神社まで歩いて初詣に出かけた。
 雲一つない青空で、風もほとんど吹いていない。ということはつまり、暖かだということ。亡父が、年取ってからは暖かいところで過ごしたいと言っていた気持ちがよくわかる。しかし、その亡父は、近くのお寺のお墓の中だ。
 例年、神社は人気(ひとけ)がなく、社務所も閉まっているのだが、今日は、初詣客がちらほらあって、社務所にも人が二人詰めていた。参拝後、直会(なおらい)ということだろうか、お神酒を白い盃でいただき、するめと赤飯で新年を寿いだ。社務所の人と雑談できたのも、何となく心安らぐ。
 今年は、実に久しぶりに団地内の杉本美術館に行こうと、せっせと歩いて行ったのだが、元日から開館していた美術館がなんと閉館していて、3日から開館とのことだった。伝統的な行事を維持できなくなっていることに一抹の寂しさを感じた。
 帰宅してすぐ風呂掃除をし、ホットタイム(もぐもぐタイム)後、書斎に入って、執筆の続きに取り組んだ。
 今日も午前4時近くまで頑張った。新しい節をほぼ書き終えたが、ラフなので、明日、仕上げる必要がある。それでも、思っていたところまで到達したので、嬉しかった。

1月2日(水)「実家のある幸福・・・の風さん」
 9時起床。睡眠不足だが、頑張らねば。
 コーヒーを淹れて(カフェイン注入のため)、バタバタと準備して10時半過ぎには家族で出発。目的地はワイフの実家で、新年のご挨拶。毎年恒例の行事だ。かつては、私の実家(両親が住んでいた場所。兄夫婦も近所)で新年を迎えていた。既に両親は亡く、当時の借家も現在は別の人が住んでいるとのこと。あの頃噛みしめていた幸福は、今は尊い思い出だ。そして、ワイフの両親が健在なのはありがたい。子どもたちにとって、お爺ちゃんお婆ちゃんのいる家があるのだから。しかし、昨年の長女、今年の次女の結婚を機会に、来年はどうなるか分からない。同じことが継続できないのは寂しいが、良き人生経験を、私は自分の作品に盛り込んで、文化として残していきたい。
 和菓子屋さんに寄ってから、ワイフの実家に着いた。昨日は、ワイフの妹一家が、今日と同様に賑やかに年賀に訪れているので、両親には二日続きの親孝行になる。孫にあたる子どもたちも、そのへんをよく理解して、楽しく過ごしているので、私としては安心だ。
 たらふく食べて飲んで、毎年のように、私はごろりと横になって、帰りも賑やかにワイフの実家を後にした。
 帰りのアクアの運転は飲まなかったワイフ。
 昨日の執筆の残りを少しやって、疲れたので、今夜は早めに就寝した。明日もイベントが続く。

1月3日(木)「次女の婚約者・・・の風さん」
 次女の婚約者が昼に来るので、それほど寝坊はできなかった。最後は駅に迎えに行くまで、必死に準備をした。
 会うのは3回目で、好青年で私は気に入っているが、わがままな次女が問題を起こしそうで心配だ。
 正月ということもあり、こちらは家族全員集合で歓迎した。不思議だったのは、ちび助で、まったく警戒しなかっただけでなく、自らすり寄って行った。ちび助は♀である。イケメン君には弱いのだろう(笑)。
 彼は昨年の夏にも我が家に来ているので、リラックスできると思っていたが、非常に緊張していたようである。今日は、私の書斎にも案内して、私というものを少し知ってもらった。児童書を2冊、プレゼントした。
 今夜は次女が地元の友人に彼を紹介するので、夕方には帰って行った。
 その間に、長男も京都へ戻った。
 明日から新年の始動となる長女を名古屋まで送って行き、我が家は久しぶりに静かになった。
 今日は執筆ができていなかったので、そこから根性を出して、次に手をつける部分の作戦を練った。それだけで午前3時までかかってしまった。

1月4日(金)「シアトルテラス・・・の風さん」
 やや睡眠不足だったが、9時起床。
 10時半に次女の婚約者を駅でピックアップして、セントレアへ向かった。なるべく海の見える道を走った。
 今日の目的は4人でシアトルテラスを楽しむことだった。昨年できたばかりのエンタメスポットで、私も一度は行きたいと思っていた。
 巨大な格納庫のような建物の中に、ボーイング787の初号機が展示してあり、周囲に英語表記のレストランが並び、シアトルにいるような雰囲気を作っているらしい(行ったことがないので、自信はない)。さらに、展示スペースには、紙飛行機を作って飛ばしたり、自分でお絵描きした飛行機の映像を操縦して飛ばしたりできるエンタメなどがあって、面白かった。主役のB787はテスト飛行用の初号機だったので、コックピット以外は作ってなかったとのことで、内部の見学がちょっと物足りなかった。
 レストランで食べ物を注文し、飛行機が間近に見える場所で食べるのは、やはり楽しかった。期待以上だった。
 その後、スカイデッキへ行き、実際の飛行の離発着を眺めてから、次女たちと別れた。
 帰宅し、ホットタイム後、ちび助を病院へ連れて行った。2週間に1回の点滴である。今度こそ体重が増えていると期待したが、全く増えていなかった。元気そうだが、ギリギリで維持しているのかもしれない。
 慌ただしい日が続いているが、最低限の雑務はこなし、今夜も執筆の続きを少しおこなった。それでも、午前2時までかかったが。

1月5日(土)「年末年始もそろそろ終わり・・・の風さん」
 9時起床。通常の生活に戻りつつある。しかし、その通常はのろまの生活。執筆速度をいかにして上げるか、だ。
 朝食後、風呂掃除。ワイフの欲しい小品をネットで代理発注もした。トール教室で使うらしい。あとでワイフのPCから中古プリンターで印刷できるように設定した(古いプリンターと機種が同じなので、更新できなかった。Windows10なので、私の執筆マシンとも違っていて、少しとまどった)。
 年賀状がまだ届く。さすがに、出さなかった人からの年賀状はもうない。
 少し雑務。iCloudから写真の移動や長男へのメール送信含む。この雑務の中にも、そろそろ部屋の片付けを入れなければならない。年末年始はもう終わりだ。
 執筆は、冒頭から見直しをかけるので(今ごろ、現地取材の反映)、必要情報の再勉強が必要だった。
 途中で飽きてきて、短編小説を1本読んだ。現在取り組み中の作品と似た題材が入っていた。
 晩ご飯の時、次女と今後の相談をした。事務的なことはともかく、結婚後に想定される困難について、先輩として色々とアドバイスした。困難はない方が良いが、経験的に言って、困難を乗り切ることが人生のような気がする。
 長い晩御飯になった。
 書斎に戻って勉強の続きをした。就寝は今夜も午前2時半ころ。

1月6日(日)「冒頭から修正・・・の風さん」
 今朝はもう寝坊のレベル。洗面をしている頃、次女が家を出発した。昨年の長女と同じように、これから1年ぐらい、次女も多忙になる。若者の足を引っ張らないように私は努力するしかない。しかし、気持ちは正攻法でも、体がついていけない不安がある。努力するしかない。
 ワイフのトール教室も年末年始の休みが明けた。
 昨年の現地取材の収穫は多かったが、その中の一つが、既に執筆した部分の修正を必要としていた。昨日、復習しておいたので、今日は、冒頭から見直しをかける。
 元原稿があるというのは、気分的には気が楽だ。しかし、少しでも修正を加えると、あちこちに矛盾が生じる可能性があり、抜けなく直していかねばならない。
 そういった作業を、延々と続けた。最後まで到達する覚悟で始めたが、午前3時までかかってもできなかった。

1月7日(月)「やれやれ・・・の風さん」
 新年が明けて7日目(1週間)。七草粥。サラリーマンにとっては月曜日。さあ、再スタートだ。ところが、超寝坊(笑)。
 トーストを食べてすぐキャメロンで外出。GSで灯油を購入して帰宅。すぐに屋外タンクへ補給。また灯油の価格が下がっていたので、来週また購入しておきたい。
 続いて、昨年購入してあった防犯用のセンサーライトを壁面に設置した。これは、屋外タンクを照らすもので、灯油の盗難対策でもある。効果はともかく、なるべく早く設置しておかないと、意味がない。夜になってモード設定を調節した。うまく作動する。キャメロンの防犯にも効果がありそう。しかし、キャメロンの防犯対策は、まだ懸案事項だ。
 元気なワイフは名古屋へ遠征中なので、今日は留守番でもある。
 執筆は昨日の続きだ。大きな変更はないが、あちこち見直しをしているうちに時間がどんどん経過していく。
 結局、就寝は午前4時になってしまったが、予定した分量だけ進捗しなかった。
 しかし、これでは夜勤になりかかっているだけで、作業時間が増えているわけでもないし、効率が上がっているわけでもない。やれやれ。

1月8日(火)「シャバは新年の始動・・・の風さん」
 新聞によると、今日の名古屋の日中の予想最高気温は12℃で、明日は8℃だった。当地はおおむね名古屋より1〜2℃高いので、暖かな1日になると思った。そこで、今年最初の hairdye を暖かい時間帯に実施。
 今日は、外部とのメール交換が色々とあった。
 最初は深刻な話で、売れない本の買取りの相談。ときどき購入しているのだが、仕方がないので、発注。今後使い道を考えて何とかしなければならない。
 4月に予定しているセミナーの集客活動について、事務局と意見交換した。
 昨年おこなったセミナーの主催者から、今年のオファー。ありがたいので、可能スケジュールを連絡した。
 来週予定されているセミナーは、集客状況が悪く、開催が危ぶまれている。今日までに判断されるのだが、これまでに吉報がなかったので、中止だと覚悟しているのだが、とうとう連絡がなかったので、深夜、こちらから催促のメールを送った。
 執筆は昨日に続いて、冒頭から実施している、全体の整合性というか、テーマの統一を意識した見直しを実施。
 やっと、最新の原稿までたどり着いた。しかし、予定時刻よりかなり遅い午前1時半だった。やれやれ(またか)。

1月9日(水)「来週の予定変更・・・の風さん」
 7時に目覚ましで起き、そのままミックスペーパーを捨てに行った。早く行かないと収集車が来てしまうからだ。ゴミの集積場に一番乗りだった(^_^)。でも、散歩の人とすれ違ったし、出勤のために爆走しているクルマが横を通り抜けて行った。外の空気を吸っても、シャキッとしないだけでなく、頭痛がするので、そのままベッドに逆戻り。あとでワイフから聞いたのだが、この一連の行動をワイフは全く気付かなかったとのこと。
 結局、普段通りの時間に起床。気温は低そうだが、晴れているので、気分は良くなった。
 来週のセミナーの開催有無の連絡が未だにない。夕方までなければ、電話してみよう。
 新しい節の展開を考えるため、また歴史のおさらいを始めた。この作業に非常に手間取る。幕末が舞台なので、非常にややこしいというのもある。しかも、その背景と連携して進むストーリーだからだ。もちろん、小説の舞台は、あくまでも、武家の家庭の話なのだが。
 今朝ミックスペーパーを出したので、次のゴミ出しの準備をしておいた。こういった雑務は、気が楽なのでスイスイできる。創造的な仕事は好きなはずなのにできない。気楽にやった方がいいのかな。
 夕方、セミナー主催者から電話があり、申し込み不足のため中止となった。今さら開催となっても、短期間で準備することになるので、かえって大変だったろう。すぐに、前泊のキャンセルと新幹線の変更手続きをした。
 結局、新しい節の構成を考えるだけで、午前2時までかかってしまった。やれやれ(まただ)。

1月10日(木)「寒い1日・・・の風さん」
 普通に起床。何年たっても早寝早起きができない。真剣さがないせいかな。
 それにしても今日は寒い。おまけに曇り。日が照っていればもう少しは気温が高いのだろうが。
 ルーチン雑務をさっと終えて、新しい節の執筆に着手。最初のシーンは、実は、現地で見たことがない冬の情景だ。ちょうど今ごろ。こういう時に役に立つのがネットだ。動画も画像もたいてい見られる。あとは、自分自身の長い人生経験に基づく想像力だ。
 こうして最初のシーンを書き、それに続く場面でまた疑問が生じた。ノンフィクションではないので、淡々と書いたのではリアリティがない。最初のシーンと同様に、その場面の登場人物の心理を想像するために、どうしても情報が欲しくなるのだ。購入してある資料はたくさんあって、すべてを読んで頭に入れておく、なんてことはできない。必要なところを都度見つけるのである。今回の疑問点は、それが手持ちの資料の中にもなかった気がしてきた。しかし、資料を再チェックしていると、また新たな発見などもあって、やがて迷路に入り込む(笑)。
 気温が低いので、夕方、リビングの温風ヒーターを入れる時刻を1時間早めた。この寒さは、東北地方に住んでいたころを思い出せて、執筆には役に立った。
 こうして今日も、午前3時までやってしまった。やばいな、本当に。

1月11日(金)「ぼやき・・・の風さん」
 例によって寝坊。ブランチ後、アクアを満タンにし、灯油を買いに出かけた。天気は好いが気分は低調。
 昨日、今年最初の読了があった。昨年は年末に向けて急降下したため、37冊しか読了できなかった。ラスト3か月でわずか5冊だった。毎年同じパターンが続いている。このままでは、膨大な量の本が未読のまま、この世からおさらばすることになる。身辺整理の中に、未読本の読破が入っているのだが、未読本が増える傾向にある。まずい。
 世相を論じない気まぐれ日記だが、感想は書かずに、コメントのみということで。厚生労働省からの発表で統計データに誤りがあったため、雇用保険の支払い不足が生じるとのこと。暗算で計算すると一人あたり千円ちょっとだ。実は、この対象期間に私の雇用保険もちゃっかり入っている(笑)。一人あたり千円戻すために、膨大な仕事量だろう。それはそのまま税金でまかなわれるわけで、人口減少がこれから急になる中、もったいない話だ(あ、これ、感想か)。
 構成が決まっている新しい節の原稿を粛々と書き続けた。
 ヤマ場を終えたのが午前1時で、今日中に完成はしないが、また早寝できない。困ったのろさ。税金ではどうにもならない。

1月12日(土)「次の節へ・・・の風さん」
 今朝も超寝坊。カーテンを開けると、曇りだ。これで気分も低調になる。
 朝食後、計画通りに風呂掃除。今年初めてユニットバスを分解して、徹底掃除。天気は曇りだが、風がないせいか、気温はそれほど低くない。だから、風呂掃除も楽だった。
 ルーチン雑務の中に、最近は、iCloudの写真データをPCへ移す作業を入れている。まだ2017年の写真をすべて移し終えていなかったからだ。けっこう大変だ。少しずつやる。塵も積もれば山となるの反対で、毎日塵のレベルで山を崩していく。
 今年最後と思われる年賀状の返信が来た。喪中葉書が多かったので、出したのは少なかったが、例年と違って新しい年賀状が少なかった。例年、これが十数枚はあったのだが。次は年賀状の購入枚数を減らす必要がありそうだ。
 昨日終われなかった新しい節の続きに着手。ヤマ場に続いて、ピンチをチャンスにする場面なので、気合が入る。こういうアイデアが出ていればモチベーションが高まるから執筆も進む。
 何とか書き終えて、次の節の構成を考え始めた。これもアイデア勝負だ。今夜はイマイチ頭が冴えない。いつもか(笑)。頑張らねば。昨日より1時間早く就寝できる。もっと早めねば。

1月13日(日)「また片付けも開始・・・の風さん」
 相変わらず起床は遅いが、お天道様は晴れていて、天罰は下っていなかった(笑)。
 iPhoneを操作したら、突然、画面が真っ暗になって、起動しなくなった。色々さわっているうちに、充電量が1%と表示された。この現象は再発である。本当に消耗していた場合と、単に表示だけ(ソフトの判断だけ)というのがあったが、今回は本当に消耗していたらしい。充電器につなぐと少しずつ回復した。電池は少なくとも劣化している。
 書斎に入り、ルーチンを少し見直した。今年は、書斎と寝室を少しずつ片付けて行くので、それらをしっかり盛り込まねばならない。つまり、不要なものを見つけて捨てて行くのである。今日は机の上を少し整理した。なんだ、やればできるんじゃん。明日以降も続けなければならない。とにかく変えて行くこと。それが大事だ。
 執筆の次の節は、章の終わりでもある。そして、物語全体でいえば、起承転結なら……これは合わない、序破急の序破が終わるような位置付けだ。すべての段取りというか伏線というか、助走を終えて一気にジャンプする直前ということになる。時間の流れがここで速まって、テンポの良い最後の章へとつなぐ。
 昨日からその節の構成を考え始めていたが、今日、新たなアイデアが出た。かなり準備したデータはそのまま使うことはなくなった。もちろん無駄ではない。
 午前零時半までやったが、終わらない。明日こそ超寝坊にならないように、閉店にすることにした。

1月14日(月)「執筆に専念・・・の風さん」
 日付が固定されていない成人の日。我が家の子どもたちもとうに成人してしまったので、縁がなくなった。
 私自身は、大学生の時に通知があった。住民票は秋田のままだったので、行けなかったし、行く気もなかった。まだ精神状態がきわめて不安定なころだった。生きる目的を明確に見出せていなかった。人生の目標を設定できたのは21歳のときだったと思う。不安だったが、決意した。そのまま、今日まで突っ走って来た。価値ある小説を書いて世の中に提供する。それが、私の人生の目標だったし、今もそうだ。
 今日も晴天で気温も高い。過ごしやすい日だ。ルーチン以外、特にやらねばならない雑務もない。
 昨日に続いて、執筆を続けた。方針が決まっているので、原稿は書きやすい。しかし、講演スライドの作成と似て、盛り込みたいことが多いので、ついつい原稿が長くなる。こらえて、省略しながら書いていく。
 とりあえず午前零時に最後までたどり着いた。明朝、原稿を送る約束だが、もう疲れたので、明日の昼に送るとメールして、今夜は閉店にした。

1月15日(火)「上京準備・・・の風さん」
 ワイフを駅まで送らなければならないのに、うっかり忘れた。ボケか? 今年最初の送りだったのに……。
 それでも、いつもよりだいぶ早起きだった。
 さっと朝食を終えて、書斎へ。ルーチンはせずに昨日の執筆の続き。とりあえず第3章の終わりまでたどり着いたのだが、もう少しバランスをとっておくべきと考え、その修正作業に取り組んだ。これがお昼までかかり、メールで送れるように調整して、やっと送れた。原稿用紙換算で約400枚である。これで、明日は何とか打ち合わせはできるだろう。
 昼食は、ダイニングで目についたモノで済ませ(笑)、キャメロンで外出。年が明けてから初売りにも行かず、執筆に取り組んでいたので、ドラッグストアでの買い物があった。
 先に、JAで通帳記入をしておき(これは確定申告の準備につながるのだが、残高が減り過ぎていることに気が付いた。ちょっと不安)、それからドラッグストアへ。小雨がぱらついてきて、年が明けてから最も悪い天気だ。しかし、関東地方で、昨日かな、雪が降ったのよりはマシ。郵便ポストへ葉書投函。
 帰宅してから、やっとルーチン雑務。今日は、久しぶりに机の上を片付けてみた。参考資料が山積みよりも、こういった状態の方がやる気が出るな。しかし、いざ執筆を始めると、あれこれと資料を引っ張り出して、机の上はすぐに山積みになる。探せば資料がどんどん出てくるのも恐ろしい。まるで図書館にいるみたいだ。全部頭に入っていれば楽なのだろうが、そりゃ無理だよ。
 あとは、明日上京するので、その準備を着々とした。最初に、某企業の人と会うので、服装はスーツにした。冬用で、コートも出した。手袋も。
 出かけたワイフの帰宅時刻に合わせて、指示された通り、ご飯を炊いた。駅まで迎えに行き、晩御飯は午後9時過ぎ。
 そして、午後11時に入浴し、何とか午前零時前に就寝できた。

1月16日(水)「超過密スケジュール・・・の風さん」
 最寄りの駅、7時49分発で出発。こんな時刻から活動を開始するのは、先月の長女の結婚式以来だ。
 駅のホームで、早くもiPhoneの画像が消えた。バッテリなしのメッセージ。おかしい。何度か起きている現象。
 途中駅で乗り換えて名古屋へ向かったが、運良く座れた。通勤・通学時間帯は、車両はすぐいっぱいになる。
 缶コーヒーだけ買ってのぞみに乗車した。いつもこだまのグリーンで席は余裕しゃくしゃくだが、今日は狭い(笑)。iPhoneの調子が悪いので、持参の本を読んだ。
 東京駅に着いて、丸の内北口から出て、丸の内ホテルへ。7階で某社と打ち合わせが予定されていた。次年度に変化点管理の講演を依頼されていて、何とか実りある講演にしたかったので、2時間みっちり情報交換した。あとは、先方から、講演のやり方などをあらためて提案していただくことになる。どのような提案でも受けるつもりだ。
 続いて、増上寺へ向かった。毎年、東京の初詣は増上寺にしているが、昨年は、縁起物のおきあがりこぼしを購入できなかった。今年は、まだ完売していなくて、亥年のおきあがりこぼしをゲットできた。これは仏壇に供える。
 早くも疲労を感じたので、ファイト〜一発ドリンクを飲んだ。
 次は、新宿東口のカフェで、児童書のエージェントと打ち合わせ。昨年は児童書は1冊も出版していない。今年予定している1冊について、あらためて相談した。その他にもたくさん。
 今度は、地下鉄で神保町の近くの出版社へ向かった。知人の編集者が4月で定年退社されるとのことで、今後の仕事の予定についてうかがった。私と似ていて、長い会社生活の仕事の整理をしたいとおっしゃっていた。共感した。とにかく会社の仕事というのは趣味ではないので、もっと完成度を高めたくても、時間がくれば終了し、すぐ次の仕事に取り組む。未消化の感覚がたまってしまうのである。それらに区切りをつけたいというのは大いに分かる。その後は、成り行きに任せて、仕事を継続されるとのこと。つまり、今後もお付き合いは継続できる。
 次は、隣の駅まで地下鉄で移動し、今日、最後の打ち合わせにのぞんだ。これが、昨日のお昼まで必死に取り組んでいた長編の打ち合わせである。最優先課題。いちおう私としては全力で取り組んでいるのだが、いかんせん、のろい。そののろまの私を焦らせることもなく、適宜アドバイスをしていただけるので、とても助かる。2月末までに第一稿を完成させると元気よく(毎度のことだが)宣言して別れた。
 JRの神田駅のホームに入ったら、予定していた電車が遅れていて、見事に乗車できた。定刻だったら、目の前で行ってしまっていた時刻だった。ラッキー。
 都内のホテルは料金が高騰しているので、横浜まで行って、予定通り午後10時に、定宿にチェックインした。午前零時過ぎにダウン。すごい1日だったな。

1月17日(木)「スマホの機種交換・・・の風さん」
 午前7時起床。昨日よりも天気が好い。青空だ。8時から朝食。バイキングだが、洋食で統一した。9時チェックアウト。昨日のスケジュールはちょっときつかった。会津若松を取材に行った経験から、体力は十分あると思っていたが、年末年始と執筆に専念していたので、体力は落ちていたようだ。
 みなとみらい線でJR横浜駅へ。新横浜へ行くルートは簡単そうで失敗しやすい。時間的に余裕があったが、何本かやり過ごして、当初決めてあったルートで行くことにした。
 新横浜駅でも時間的に余裕があった。待合室で目をつぶって休養していた。やはり疲れている。
 ここからはこだまのグリーン。ゆっくりできる。PC作業はせず、少し本を読んだ。新富士が近付いてきたら、富士山がきれいに見えた。新幹線の楽しみは富士山に尽きる。どれだけ多くの日本人に元気を与えていることか。特に、サラリーマン諸氏。私も応援しているよ(自分のことはさておいて)。サンドイッチでランチ。
 名古屋駅で乗り換え時間があったので、買い物をしようと歩き回ったが、目的のショップが見つけられなかった。昨年、見つけたショップだったのに…・・・。
 名古屋も上天気。しかし、iPhoneの不調がひどくなった。とうとう機種交換を決意。
 午後2時過ぎに帰宅できたが、片付けも早々に、auショップへ。
 自宅に一番近いショップが混んでいて、予約でいっぱいだと言う。次に近いショップへ行って、機種交換を受け付けてもらえた。昨年の11月ごろから、この機種交換については、事前に準備を開始していたので、バックアップは完璧で、操作方法も何度か勉強していた。新しい機種に対する希望要件も決めてあり、ショップの担当者にしっかり説明し、iPhone8に決定した。手続きはきわめてスムーズに且つ楽しく進行したので、担当者と仲良くなってしまった(笑)。うるさい客どころか、担当者も楽しかったらしく、おまけのグッズをたくさんくれた。近いうちにワイフを連れてくることを約束してショップを出た。
 帰宅し、定例のコーヒータイムにしてから、復元作業の続きをやった。iCloudからの復元は既に終わっていて、次はLINEにログインしての復元である。トーク履歴もバックアップしてあるので、うまく行けば嬉しい。
 見事に復元できて、ツムツムもできるようになった。不調だったiPhoneSEから信じられないくらい良い環境の中へ入ることができた。
 明日はiTunesからの復元をすることにして、今夜は、さっさと寝ることに……したのだが、午前1時になってしまった。どうも我が家にいると時間管理が甘くなる(笑)。

1月18日(金)「今日も超過密・・・の風さん」
 結局、いつも通りに起床つまり寝坊タイム。
 朝食後、iTunesを使って、PCからのiPhone復元に取り組んだ。何のことはない、英会話のCD録音データの復元である。現役時代最後の10年間は、ビジネスやモノづくりに関する英語の勉強に取り組んでいた。それらである。最終的には身に付かなかった。実務での使用が少なかったこととボケだろう。とは言え、データを入れておいても邪魔にはならないので、復元した。しかし、随分と時間がかかった。使わなきゃ損だな、と思った。
 ながら作業はしたものの、時間がなくなり、ランチはトーストにした。朝食と同じじゃん。
 バタバタと準備し、キャメロンで出発。
 3月に講演を依頼されている図書館へ行った。ここは久しぶり。時間通りに到着。待っていてくれたので、スムーズに打ち合わせが進んだ。東京での某企業との打ち合わせと同様で、こちらの考えを述べ、相手の希望もうかがう。こうすれば、私の思い込み(暴走による)失敗が防止できる。ボケ老人は「転ばぬ先の杖」が重要だ。整備された会場も下見させてもらい、予定した1時間で失礼した。
 ついでだったので、ホームセンターに寄って買い物。いやあ、今日は風が冷たい。
 最後にJPに寄って……、ATMが修理中だったので、窓口で送金。
 予定より1時間早く帰宅できた、と喜んだのも束の間、ワイフから「お墓参りに行きましょう」。今日は母の命日、昨日は父の命日。多忙な夫婦は、わずかな空き時間も見逃さない。
 墓地へ行くと、幸い、風が弱かった。ここは山の斜面に墓地が展開している。日当たりはとても良い。風向きによっては、自宅周辺よりも風が弱いことはあるわけだ。年末にお参りに来ているので、お墓はそれほど汚れていなかった。周囲を見回すと、墓参の跡が見られ、頭が下がる。水の冷たさなど苦にならない。
 帰宅して定例のホットタイム。ミスドのマフィンが出た。久しぶり。午前中のiTunesでの復元で、完全に元に戻ったことを話した。ワイフの機種交換でも、iCloud、LINE、iTunesと3段階でやれば、完全に復元できると自慢げに話したが、ワイフの場合は、アカウントやパスワード情報をちゃんと記録してあるのか、それが不安だ。
 続けて、2週間に1度のちび助の点滴に出かけた。何とか体調は維持できているが、体重が増えない。3kgが当面の目標なのだが。
 帰宅して、遅い晩御飯。
 書斎に行き、重要なメールを2通出し、これで今夜は閉店にした。急いで入浴し、午前零時に就寝。
 まるで東京で動き回った時のような1日だった。

1月19日(土)「午前零時の就寝・・・の風さん」
 普段より早寝しても起床時刻はほとんど変わらず(笑)。
 今日はとても天気が好いので、朝食後、簡単に風呂掃除をした。
 ルーチンを終えて、屋外へ出動。灯油タンクが減っていたので、買い置きを補給した。また買っておかねば。作品展が近いワイフが深夜遅くまで頑張っているので、灯油が必要だ。
 風もなく穏やかだったので、キャメロンの右前部スモールライトのバルブを外した。切れているので、来週購入して装着する。12V5W仕様。
 気になっていた書斎の改善。書斎は本で溢れ返っている。座って左側のボックスは、執筆中に使う参考資料が詰まっている。可動式になると便利なので、キャスターを取り付けた。前後左右自由に動くキャスターだ。今日は電動ドライバーも使って効率よく作業ができた(特に下穴をあけるのが楽だった)。
 確定申告が近付いている。直前で慌てないように、こまめに記録をつけるようにしていたが、それでもやり残している作業は多い。これから少しずつ挽回していかねばならない。今日はその決意だけ(笑)。
 執筆を再開するのに、少し気合が必要だ。気分転換にAmazonprimevideoで『隠し剣 鬼の爪』を観た。小説で読んだような気もするが、映画は役者の演技力で感動を呼ぶ。その演技力を分析することで、作家は自分の文章に反映できる。だから、気合を入れるには良い方法の一つだ。主人公側の淡々とした演技と、悪役側の誇張した縁起が、見事なコントラストを演じていたのは、監督の力だな。大きな欲もなく、誠実に生きて行く主人公側の人々、それは多くは社会の底辺、江戸時代でいえば、一般庶民や下級武士ということになるのだが、そこへ焦点を当てて描くのは原作者の特徴だ。私の大いに共感する部分である。
 今夜も頑張って就寝は午前零時。

1月20日(日)「挽回するにも時間・・・の風さん」
 土日に仕事をしていると心が落ち着く。なぜかと言うと、シャバは休みなので、その間に、自分の仕事の遅れを挽回している気分になれるからだ。この貧乏性は、きっと死ぬまで治らない。
 その挽回の日曜日のはずなのに、寝坊! 老化すると、子どもの頃に戻っていく感覚があるが、寝坊もそうだな。子どもの頃はよく寝ていた。学生になって睡眠時間が徐々に減り出した。社会人になったら、さらに減った。1年365日、1日24時間活動する人間になった。……そして、今。一気に子どもの頃に戻っている。さらに赤ん坊になって、最後は消滅か。
 昨日は変なことがあった。昔、PCに怪しいメールが来た。その再現のようなものが、スマホのメッセンジャーで来た。つまりフェイスブックを通じて接触してきたのだ。内容は、よく似ている。誰かが死んで巨額の遺産を預かったので、分けてあげたいという導入から始まるメールだ。無視していたら、3回も来た。さらに電話までかけてきた、2回も。相手は、知らないアラブ人だ。うるさいので、PCからフェイスブックとメッセンジャーをブロックした。それにしても、どうしてメッセージを送れるのだろう、と不思議に思って、フェイスブックの友だちリストをチェックしたら、何とそこにいるじゃん(笑)。うっかり友だちリクエストを「承認」してしまったらしい。それも削除した。住所はアブダビだって。
 気になっていて、これまでできなかったことを一つ片付けた。昨年の我が家の家計簿の記入だ。鳴海風の事業収支ではない。年金生活の実態だ。昨年の前半までは何とか記入していたのだが、その後、多忙になり怠けていた。一気にデータを記入してみたら、やはり恐れていた通り、昨年は後半に入って赤字転落、その期間がかなり続いて、年末にやっと浮上していた。例年との違いは、国民健康保険税が増大したこと。もう夫婦二人だけなので、これが大きいのは困る。対策は考えてある。そうしないと、病院に行く前に、不安症で心臓が止まりかねない。
 今夜の就寝は午前1時になってしまった。色々あって、挽回は時間がないとできない。

1月21日(月)「ルーチン外雑務・・・の風さん」
 来週の予定だったかかりつけの病院へ急きょ行くことに。ワイフが慌ててマスクを突き出した。「これ、して行きなさい」インフル予防である。確かに。帰りに買い物もして来よう。
 これで午前中は消滅。しかし、待ち時間に、iPhoneで、購入してあった電子ブックを読み始めた。すっかり忘れていたが、執筆中の原稿に役立つテーマだ。機種交換で画面が大きくなったので、電子ブックも読みやすくなった。
 インスタントラーメンで昼食にし、また外出。GSで灯油を購入し(まだ低価格が続いている)、ホームセンターでキャメロンのスモールランプ用電球を購入し、JAに寄って帰宅した。天気が好いので、電球をすぐ交換した。これでバッチリ。
 お年玉付き年賀はがきの当選確認をした。確率通りだった。やり取りしている年賀状は、恐らく今がピークで、これから逓減に入ると思う。日本の伝統的習慣だったが、どうも年末年始の区切りも薄れているし、スマホ(SNS)での連絡が密になっているので、一年に一度の情報交換の役目を終えつつあるような気がする。
 身辺整理を続けているが、なかなか片付かない。基本は「捨てる」なのだが。

1月22日(火)「今日もルーチン外雑務・・・の風さん」
 今日は薄曇りで寒い。1年でも最も寒い時期が続く(20日が大寒だった)。2月いっぱいまで、この時期を上手にやり過ごさなければならない。特に、寝室のエアコンが壊れているので、今年は耐えねばならない。
 毎日やることがたくさん(多種類)あるので、とうとう週間計画表(To Do List)を作成してしまった。もちろんゼロからではなく、ネットで一番イメージに合うひな型をゲットしてモディファイした(Excelなので)。対策の基本方針は、故大野先生の教え「毎日全項目少しずつでも」だ。今日も一つ、確定申告の準備で、高速利用証明の印刷。昨年の11月は、1か月で3万円を超えていた。現地でレンタカーを借り、ETCを利用したから。
 それに加えて、読書にもっとウェイトを置く。執筆作業はつらい。しかし、読書は楽だし、執筆への誘いになる。
 いっちょまえに正月太りらしく、体重がかなり増えている。それで、今日は昼食抜き。
 早々と次年度の講義の依頼が来た。10月にやって欲しいとのこと。内容はチャレンジだが、チャレンジだからこそ、やる気にもなる。しかし、難しいんだよね、学生への講義は。とは言え、日本の将来のため、粉骨砕身(大げさか)やってみよう! 早速、受諾の返信をした。
 毎冬老人性乾燥肌で悩むようになってきた。亡き母の遺伝だ。次々に対策を考えて、実行しているが、まだ完璧でない。今夜はどんな新しい手を試してみるか。……こんなことやっていたら執筆が進まない〜

1月23日(水)「全体構成を考える・・・の風さん」
 7時起床。ミックスペーパーをゴミ集積場に持って行こうとしたら、既にワイフがしてしまっていた。その後、そのワイフを無事に駅まで送って行けた。
 朝食後、JPへ投函に行き、窓口でお年玉付き年賀状の賞品をもらった。確率通りだったが、これらの切手を金額にすると1440円だから大きい。なお、平成から元号が変わる記念に、4月20日に再抽選があるそうだ。確率は超低いが、当たると1000円なので、これも大きい。
 今日のルーチン外は、確定申告準備の一環で、購入図書費の集計作業。とりあえず終了。あ、もう一つあった。スマホの機種変更で、メールの初期設定が残っていた。ネットで確認しながらおこない、@ezweb.ne.jp が復活した。
 今日は、長編の最後の章全体の構成を考えた。良いネタがあるので、いかにドラマチックに展開するか、それが課題だ。前半は「淡々」、中盤から「加速」そして終盤で「感動」へ。序破急のイメージ。
 この構成を考える上で、月曜日から読み始めた電子ブックが役に立っている。先ず、時代背景が完全に重なっていることだ。これは小説だが、時代の見方として参考になる。歴史資料として利用すると、間違っていること(意図的、偶発いずれも)があるので、それは要注意。私の小説も史実になるべく忠実とはいえ、歴史資料ではない。

1月24日(木)「再び外回り・・・の風さん」
 明日からのワイフの教室の作品展の応援のため、長女が帰省してくる。今朝の5時までアイシングクッキーを焼いていたという。
 朝食後、簡単に風呂掃除をした。それから、少したまっている名刺をスキャナーで読み込んでファイリング。
 最小限の雑務を終えて、キャメロンで外出。今日は、半年に1回の歯科医の定期健診だ。
 途中、UFJのATMで通帳記入をしてから、もう40年近く通っている(床屋と同じ)歯科医院へ。今回は特に問題と感じているような自覚症状はない。不安なのは、老化による歯周病だけ。結局、虫歯も歯周病も問題なし、という診断結果で、いつものように歯石除去のクリーニングをしてもらったが、簡単に終わった。つまり、良好な結果だったということ。
 帰りに、大型家電量販店で、プリンターのインクカートリッジを購入。
 帰宅してすぐ執筆再開……とは行かず、疲労が出て来て、たらたらと読書しながらウトウト。
 日が暮れてから、やっと元気が出て、構想の続き。
 ワイフは展示の準備ですぐには変えて来ない。やがて、長女からもうすぐ着くよというメールがあり、さっさと駅まで迎えに行った。大量の荷物を持って来た長女をピックアップして、近くの中華料理屋へ晩御飯を食べに行った。
 再び、帰宅し、コーヒーを淹れていたら、ワイフも帰宅。
 午前1時まで、構想の続きをやって、本日は閉店。

1月25日(金)「これが人生か・・・の風さん」
 バタバタと準備し、長女を乗せてキャメロンで出発。今日から2日間ワイフの教室の作品展だ。好天気で気分も上々。
 会場に着くと、早くも義母が来ていた。それよりも驚くべきは場内の混雑ぶり! どうやら開場からドッと見学者が殺到したようだ。今日は、長女の旦那が来て、体験教室をやりたいと言うので、私も参加して、彼の緊張を解くことにしていた。ところが、その体験教室、二つのテーブルがもう埋まっている。何という人気! 完成品の外観に比べて、あまりにも料金が安いので(こういった体験教室が普通いくらくらいなのか、ほとんどの人は知っているようだ)、お得感200%だったのだろう。あとでワイフに聞いたら、ほとんど原価らしい。つまり指導料は無料ということ。
 ほどなく長女の旦那が到着。教室内で長女の結婚は有名で、旦那の顔も知られている。あっという間に会場になじんだようだ。私はホッとした。
 自分たちの体験教室が始まるまで待たなければならなかったが、その間に、知り合いが続々とやって来るので対応で大忙しだった。ホットコーナーで休んでいるヒマもなし。
 こうして、何と昼過ぎにやっと体験教室に参加できた。私は2回目で、トールペインティングの難しさを知っているので、完成度を求めるのは諦めていた。シェードなんて無理。オリジナリティしかない(笑)。皆で楽しく体験教室を終えた。私のオリジナリティは周囲の嘲笑を買っていたことだろう。信じられないことに、あとでワイフが喜んでもらってくれた。ワイフの憐憫に救われた。ちなみに作品は、バッグにつけるチャームで、デザインは黒猫にした。
 体験教室後も知人がやって来るので、なかなか長女夫婦とランチに出かけられなかった。最後は、客の接待をワイフに任せてエスケープ(笑)。狙いのレストランに着いたら、午後3時からの一時閉店まで20分しかなく、近くの別のレストランへ移動した。つまり、ランチは3時からになってしまった。そこで、3人で5時まで長居しておしゃべりしたが、久しぶりの長女の旦那に、家庭内の情報などをたくさん話した。
 そこで二人と別れ、帰りにキャメロンに満タン給油して帰ったが、燃費が10km/Lと、冬期の割には悪かった。ま、キャメロンは移動手段ではなく、私の趣味というか最高の娯楽であり贅沢なので、良しとするしかない。
 帰宅し、真っ暗な中で洗濯物を取り込んだり、洗い物をしたりして、コーヒーを淹れ終わったころ、ワイフがやっと帰宅した。
 私の当初の目論見は、朝、会場に着き、長女の旦那が合流したらすぐ体験教室。ランチを一緒に食べる予定もなく、昼過ぎには単独で帰宅する。ところが今日は、そんなこんなで、一日が終わってしまった。人生の縮図のような感じ。

1月26日(土)「個人情報流出・・・の風さん」
 起きたらすごい風。寒い1日になりそうだ。ワイフは作品展2日目に出かけて行った。
 ルーチンを終え、気合が入るように先ず読書をしていたら、またまた調べたくなってきて、あれこれと史料調査。
 今日はダイエットのため、昼食にラーメンを食べるのは中止。寒い日はラーメンが最高なのだが、みかん1個で我慢。
 同じことばかりやっていると集中力に欠けるので、4月の秋田行きのために、航空券の状況をチェックして絶句(往復で6万円超)。格安チケットの販売がない。半年くらい先の様子を見てもない。おかしい。先月届いたANAからのメールにタイムサービスというのがあった。そのメールを開いて、確かめてみると、月末に早いもの順で購入できる。しかし、セントレア〜秋田便が対象になっていない。東京〜秋田便ならある。東京経由のあるモデルケースで交通費だけ検討してみた。これなら予算内で行きそうだ。しかし、まるで学生みたいな旅行計画になる。もっと考えねば。
 ワイフに頼まれていた仕事のためにキャメロンで出動。近くのスーパーで段ボール箱いっぱいの軽食を受け取り、作品展会場へ届けた。作品展は終了し、全員で片付けをやっていた。この後、会場で軽食を食べながら懇談するのだ。
 帰宅した私は、また第4章の構想に取り掛かった。ドラマチックな展開がなかなか浮かばない。
 ワイフが帰宅し、作品展のその後の状況を聞いて、再び、書斎へ。
 メールチェックして仰天。何度も利用している宅ふぁいる便の個人情報が480万件も流出したので、同じログインID、パスワードを使用ているサイトについては、変更してくださいという。私のミスだが、たくさんあった。金銭に関わるサイトから優先的にログインIDとパスワードを変更して行った。1時間以上かかった。個人情報流出事件がよく報道されるが、他人事のように思っていた。そうではなかった。

1月27日(日)「交通手段が決まらない・・・の風さん」
 昨日は寒かったが、今朝は風も弱く、いくらかしのぎよさそうな感じがしたので、朝食後すぐに簡単風呂洗い。
 それから屋外へ出て、灯油タンクに補給。寒い日が続いているので、消費が早いな。
 作品展でエネルギーを使い尽したワイフは、今日は静養の一日のように見えた。なので、そっとしておく(笑)。とにかく見学者が多く、体験教室も完売したそうで、大成功だった。私もあやかりたい。
 ルーチンを終えて、昨日に続いて、秋田行きの交通手段を探った。先ず、長距離バスルートはなかった。中継パターンはあったかもしれないが、そこまでは調べず。続いて、もしキャメロンで行くとどうなるか、ナビタイムでチェックしようとしたら、突然フィッシング画面に変わった。女性のボイスで「ウィルスに感染しているので、すぐに連絡しないと、あなたのPCをブロックします」という腹が立つメッセージを繰り返す。念のため、ノートンでウィルスチェックをしたが、何もなかったので、タスクマネジャーを立ち上げて画面を強制終了させた。
 ドライブルート検索結果は、なかなか面白い情報提供で、参考になった。ANAのタイムセールは30日なので、それまでに選択肢を決めておかねばならない。
 ついでに、個人情報の整理をするために、記入用のファイルを用意した。これから折に触れて整理・整頓していく。
 今日の雑務はそこまでにしておいて、長編の構想の続きに取り掛かった。その前に、読みかけの資料を……と読み始めたところで、またまた疑問が発生。NDLのデジタルコレクションで検索してみると、すごい記録がデジタル化されていた。すべて読む必要はないが、貴重な参考資料になるので、とりあえず保存しておいた。
 こうして、第4章の時代背景がかなり明確になってきたが、ドラマチックな展開はまだ決まらない。場面は決めてあるが、そこにたどり着く前の設定が重要なのだ。
 クリアファイルを整理して、1冊空にし、長編小説のための資料用にした。
 就寝前にワイフのiPhoneを借りて、ツムツムのイベントの残りを処理した。今月は5周年記念で、お得なイベントが盛りだくさんだからだ。

1月28日(月)「史料調査の合間に・・・の風さん」
 曇りだが風がないので、徒歩でポストへ投函に行った。長男への転送。
 ルーチンを終えて、史料調査の続きを再開。
 ここでまた危険な発言を一つしておくか。最近のニュースでよく取り上げられる統計不正問題。そもそもなぜ長年にわたって不正というか決められた通りにやって来なかったかが一番気になる。会社生活の長かった私は、行政の問題に対して、いつも会社でそんなことがあったら、その時自分がマネージャーだったら、どうするか、と考えてしまう。答えは明確で、根本原因の追求である。新興国のように誰が悪いかなんていう低レベルな作業ではない。トヨタ流で言えば、なぜなぜを繰り返して真因に迫ることだ。今回の問題から想像すると、実行が困難な調査だったのではないか。極端な推定としては、人員不足(近年の行政ではどこでも見られる)。この例で、会社だったらと考えると、人・モノ・金の話になるので、マネージャーの出番である。そうやって私は、会社生活の後半を乗り切って来た。マネージャーは現場の実態を把握して真因を追究し、根本対策を打たねばならない。再調査や責任問題もあるが、人・モノ・金は有限なので、その配分を決めるのもマネージャーの責務である。
 今日、『ひらけ蘭学のとびら』を国語の問題に使いたいというメールが来た。こういった依頼は毎年のようにあるが、この作品では初めてである。高校生以上ではないだろう。私立中学校の受験用かもしれない。
 延々と史料調査が続くので、大事な雑務もしておくべきと考えて、いくつかやっておいた。一つ一つは重たい雑務だが、故大野先生方式で、少しずつやっておく。この粘り強さが、いつかは確実に成果につながる。小説の執筆と同じだ。
 史料調査と言いながら、最近は、ある史料を丹念に読み込んでいるのだが、だんだん当時の実態がはっきりしてきた。時代背景を踏まえた小説を書くためには、やはりこの作業は軽視できない。
 晩ご飯の後に、もう一つの重要な雑務をやっておいた。わずかな作業でも、精神的に楽になるので、大きい。
 午前零時を過ぎて、24時間ツムツム無制限に突入した。1時間だけのつもりが、1時間半やってしまった。
 明日は、秋田行きの手段について、覚悟を決める日だな。

1月29日(火)「史料調査と秋田行き・・・の風さん」
 ワイフを駅まで送ってから、1日の作業が始まった。
 ルーチンを軽く終え、史料の読み込みの続き。今、調べているところは、小説の場面としては出てこない。しかし、その状況を知っておかねば、登場人物に寄り添う(表現が難しい)ことができない。なので、丁寧に読み込んでいる。歴史書の中では簡単にしか触れられていない部分だが、史料を読んでいくと、イメージがだいぶ異なっていることに気が付く。何といっても、その現場に(現在でよいのだが)行ったことがないのが、最大の難点だ。
 4月初旬の秋田行きの手段を決めかねている中で、キャメロンが急浮上してきた。それは、上記の現場を自分の目で見たいという欲求からだった。時期的にはもう原稿はかなり進んでいるはずだ。しかし、ゲラまでは到達していない可能性が高い。ということは、残っている現地調査を兼ねて出かけ、その途中で秋田まで足を伸ばすのである。
 一昨日から口内炎が発症していて、痛くて食事が難儀である。口内炎はたまに起きる。歯茎の近くが切れるという症状だ。今回は初めての部位で起きている。今朝から軟膏での治療を始めた。
 史料の読み込みを続けていると、頭がボーっとしていくるので、雑務も途中で織り交ぜる。個人情報ファイルへの記入と確定申告の準備をした。いつものように、ほんの少しだけ。
 今日は5周年記念でツムツムし放題だった。早起きもあって疲れたので、午前1時に就寝。

1月30日(水)「老人のぼやき・・・の風さん」
 秋田行きを兼ねた現地取材計画を検討してみた。必要最小限の取材を含めて、秋田での行動も最小限にして往復するとなると、ああこうなるのか、というのが分かった。取材をやめた場合は、東京での出版社との打ち合わせを兼ねて、やはり空路の利用ということになるのだが、出版社との打ち合わせは個別にスリムな計画を立てられるので、やはりそれはなし、ということで、今日の全日空タイムセールはパスすることに決めた。これまで秋田行きは、現地でのセミナー講師という仕事(報酬)があったので、ぜいたくなスケジュールができたのだが、それがないと自分で許せる予算が先にあって、はたしてその中におさまるかというのが、けっこうきついことが今回分かった。
 口内炎が相変わらず治っていないので、今日は、朝も昼もほぼ流動食で、全く同じメニュー(ホットミルク、ヨーグルト、生卵、みかん)にした。ダイエットにもなるかも。
 午後からキャメロンで出動し、やっとワイフのスマホの機種交換をおこなった。私はこだわりのseから8への変更だったが、ワイフは6sからXRへの変更となった。
 よく「好景気の実感がない」などと言う若者がいるが、「あなた、スマホを持っていますか」と聞きたい。もし持っていたとすれば、「それが好景気の証明です」と言いたい。iPhoneの登場は2007年である。その1年後に戦後最長と言われた日本の景気は終了した(リーマンショックがあったからね)。スマホの普及率の上昇は、その後、堅調に推移し、つまり好景気が続いたから、今では80%くらいになっている。残りはガラケーだ。そして、スマホの価値(性能と価格)も右肩上がりだ。スマホは、今や、ポケットに入るPCである(大型家電量販店に行ってみれば分かるが、両者の値段の差はわずかだ)。
 老人から言わせてもらえば、ここ10〜20年で、8割もの日本人が、ポケットにPCを入れて、それを日常の道具で多用するようになったことは、大変な驚きである。そして、まもなく終了する平成の30年間について言えば、特筆すべきは戦争のない30年だったということだ。主要外国の近代史を見れば分かるが、30年間戦争のない時代を維持するのは、きわめて困難である。もっとも鉄砲をぶっ放さなくても、マネーを利用して侵略を進めている狡猾な国もあるが。
 機種交換のあと、今年やっと初めてAEONへ行き、気にしていた買い物をすることができた。

1月31日(木)「今日は旅行代理店・・・の風さん」
 早起きしてワイフを駅まで送った。朝からどんよりした天気だ。午後には雨になるらしい。風も強いので、外出は中止にしよう。
 まだ口内炎が完治していないので、今朝も昨日と同じ流動食。
 ルーチン雑務をこなしながら hairdye 。あまり寒くないので助かる。これが昼近くまでかかった。ヘアカラーの買い置きがなくなったので、電話で注文。これは代引きでしか手に入らない。かぶれないタイプで、皮膚科(dermatology)医の推奨品だ。ついでに、欲しい本がたまったので、ネットで注文した。なるべく古本で用を足そうと思っているのだが、新品しかないこともある。
 昼食も流動食。
 秋田の旅程が急展開した。セントレア秋田便の格安チケットがないものと早とちりして、ああでもない、こうでもないとさんざん考えたあげく、キャメロンでの取材を兼ねた作戦まで検討したが、ちゃんと調べれば、格安チケットはあったのだ。そして、今回は1泊少ない2泊3日の旅程にすることで、レンタカー代も節約できることが分かった。今日は、航空券の予約と購入、1泊分のホテルの予約まで完了した。
 その勢いで、来月の古河往復の旅程を検討した。次女の婚約者のご両親と会うのである。これは次女からの希望で、ワイフもそうしたかったようだ。せっかくなので、次女を可愛がってもらうようにお願いしに行くことにした。昼前に現地に着いて、その日のうちに帰宅するので、新幹線を利用するしかない。二人で行くので、座席を予約できるか少し心配だった。すべて希望通りとは行かなかったが、何とか予約できた。
 旅行代理店みたいなことをしているだけで1日が暮れてしまった。
 就寝前の読書で、今年やっと2冊目の読了である。随分本を読んでいるが、同時にたくさんの本を読んでいるので、読了にはなかなかならない。

2019年2月はここ

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